ストレスに敏感に反応するコルチゾールとは?

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コルチゾールとは?

コルチゾールは、副腎から分泌されるホルモンの1つで、生命の維持には最も重要な役割を果たしているステロイドホルモンです。

副腎皮質からは、鉱質コルチコイド(ミネラルコルチコイド)と糖質コルチコイド(グルココルチコイド)という2種類の副腎皮質ホルモンが分泌されていますが、これらをまとめてコルチゾールと呼んでいます。

コルチゾールの主な作用は?

主な作用としては、糖質代謝やたんぱく質や脂質の代謝を調節したり、精神や神経に作用して興奮性を高めたり、水や電解質の調整、血圧の調整、免疫機能の調整など多岐にわたります。

糖代謝では、肝臓で糖の新生を促進して、血糖値を高めています。

たんぱく質代謝では、筋肉や皮膚、骨などでタンパク質の分解を促進してできたアミノ酸を、肝臓での糖新生に役立てています。

脂質代謝では、脂肪の分解と合成の両方の役割を担っています。

水や電解質の調整では、腎臓からの水分排泄を促進しています。また、ナトリウムの再吸収を促しカリウムの排泄を促進しています。

そのため、血圧を上げる作用もあります。

コルチゾールの特徴は?

ストレスに敏感に反応するという特徴があります。

外傷や手術や不安などの襲われたときは、分泌を著明に増やして循環機能やエネルギー代謝を高めて、ストレスに対処します。

よく、皮膚科の治療や自己免疫疾患の治療でステロイドが使われますが、実は臨床で使われているステロイドは、コルチゾールやグルコルチコイドの活性だけを強化したものだと考えてOKです。

グルココルチコイドには、炎症やアレルギーを抑える作用があるので、治療にも用いられています。

副腎とは?

副腎は、私たちの身体のウエストラインの左右に1個ずつ、合計2個ある腎臓の上に帽子を被ったように載っている、3~4センチほどの小さな臓器です。

この副腎の皮質という部分から分泌されているホルモンが、副腎皮質ホルモンです。

副腎皮質ホルモンの名前は、多くの人が聞いたことがあるでしょう。

生命維持に最も大切なホルモンなので、高校の生物の教科書には何度も出てくる単語です。

コルチゾールの分泌は、典型的な日内変動があります。

血中濃度は朝の8時ごろが最も多く、この時間がピークです。そして、次第に血中濃度が下がって来て、夜の8時ごろには最低量となります。

つまり、日の出とともに分泌されて、日が暮れると分泌されなくなると思うと良いでしょう。

コルチゾールは目を覚ましてくれるホルモンで、車で言うとアクセル的な働きをしています。

コルチゾールはストレスに対処するホルモン

ストレスが続くと、副腎皮質から副腎ホルモンが分泌されてストレスに対処します。

副腎にとっては、残業をして平常時よりもたくさんのホルモンを分泌していることになります。

ストレス状態が解消されずに長期間続くと、副腎もやがて疲れてきて、充分な副腎皮質ホルモンを分泌することができなくなります。

ストレスが溜まると、朝起きにくくなるのは、充分な副腎皮質ホルモンが分泌されていないことも一因となります。

コルチゾールはストレスに敏感に反応するホルモンですが、副腎が過労状態にならないように、ストレスは早めに解消することが大切です。

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