人体にはエンド・カンナビノイド・システム(ECS)と呼ばれる身体調整機能がある

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エンド・カンナビノイド・システム(ECS)とは

エンドカンナビノイドシステムというものを聞いたことがあるでしょうか。

これはECSと略されることもあるもので、身体調整機能のことですが、もともと備わっている自然免疫と後から作られた獲得免疫があります。

自然免疫システムは腸内に集まっていますが、その免疫を操作しているのは、血液の中にある白血球であるため、白血球は免疫細胞とも呼ばれます。

免疫細胞はとても優れた細胞で菌などを見つけ、そのこと周りに伝えて、菌などをやっつけてくれます。

この細胞の力が弱くなると病気になりやすくなり、感染症にかかることもあるでしょうし、がんになることもあるでしょう。

身体の組織を攻撃してしまうことも

免疫細胞は非常に重要な役割を担っている細胞の一方、この免疫細胞には問題もあります。

いったいどんな問題でしょうか。

自分の身体の中の組織を敵と見なすことがあり、やっつけるために作り出したリンパ球で、組織を攻撃してしまいます。

攻撃された組織に炎症が生じることやアレルギー反応が起きることもあり、膠原病、関節リウマチなどの免疫疾患が生じることもあります。

免疫細胞のシステムの構造について

この免疫細胞による免疫システムのバランスを維持することが大切ですが、つまり身体調整機能があるものがエンドカンナビノイドシステムです。

システムの構造については、アナンダミドと2AGというカンナビノイド、そしてカンナビノイド受容体CB2という神経細胞に存在するものなどから構成されています。

カンナビノイド受容体CB2はアナンダミドと2AGと結びつき、カンナビノイド受容体CB1は神経細胞の中にたくさんあるものです。

そして、カンナビノイド受容体CB2は免疫細胞の中にたくさんあります。

エンドカンナビノイドシステムは、人を含めた哺乳類だけでなく、魚類、爬虫類、両生類、鳥類、全ての脊椎動物に備わっているシステムになります。

全ての脊椎動物に備わっている理由は、どの動物が生きていく上でも欠かせないものだからでしょう。

なお、男性と女性のエンドカンナビノイドシステムは異なります。

さまざまな疾病に関係している可能性も

エンドカンナビノイドシステムは、感情や運動機能、また食欲や痛みに関する機能を持っていますし、成長や老化、記憶や認知にも関わっています。

老化したり、強いストレスを受けたりすることによって、このシステムの力は弱くなってしまいますから、ストレスをうまく発散するなどして、力が弱くならないようにしましょう。

最近の研究で、繊維筋痛症、過敏性炎症など炎症性疾患、糖尿病などにもこのシステムが深く関わっていることが分かってきました。

うつ病、PTSDと呼ばれる心的外傷後ストレス傷害にも関わっていると考えられいて、偏頭痛、疼痛、骨量の減少に関係しているという人、また母乳やホルモンに関係しているという人もいます。

エンドカンナビノイドシステムは身体にとって本当に重要なものです。

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