有機酸検査で何がわかるのかを分かりやすく解説!

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有機酸検査とは

人間の体内では数えきれないほどの物質が分化されたり合成されたりしていますが、例えば食事から得られたブドウ糖は細胞内で分解されて、エネルギーのもととなります。

ブドウ糖が分解されると有機酸と呼ばれる様々な物質に変換されていき、これらの物質を分析することで体内の様々な状態や病気などの検査を行うことができるのですが、それが有機酸検査です。

生まれたばかりの赤ちゃんにも有機酸検査

この有機酸検査はあらゆる場面で用いられていますが、例えば生まれたばかりの赤ちゃんは先天性代謝異常検査という検査を受けます。

この中には有機酸の代謝に関わる検査も含まれていいて、一部の有機酸が以上に蓄積している場合、その有機酸を分解や代謝するための酵素が先天的に欠損し、その代謝されない物質が多量の蓄積されることで発達が遅れたり、痙攣したりすることがあります。

これは早期に発見することで後から起きてくるであろう障害を予測し、症状の改善をはかるために行われていますが、これは少量の血液を用いて行われる検査です。

色々な検査が出来てしまう有機酸検査

次に成人では有機酸検査はどのように利用されているのか解説しますが、成人では主に代謝の状態を見る目的で行われることが多いです。

体内で代謝され不要となった物質は便や尿から排出されて、その代謝される経路の中で、働きが悪い部分があると、経路が滞ってしまうためある種の物質が増えてしまったり、逆に減少したりしてしまいます。

蓄積している物質や、少なくなってしまった物質がないかを検査して体の状態や病気を把握するのですが、具体的には消化管にカンジダ、つまりカビの一種が繁殖していないか、自閉症や発達障害の人によく見られる物質が増加していないか、脳の働きをコントロールする神経伝達物質に異常はないかなどについて調べることができます。

つまり、感染症の検査もできますし、神経の検査、胃腸などの消化管の検査などもできてしまうのですが、何となく元気が出ないけれども、いろいろ病院で検査しても何の異常も発見できないというような慢性疲労で悩んでいる場合も検査の対象となります。

例えば、アラビノースという物質が増加していれば腸の中で真菌、つまりカビが増殖している可能性が考えられますし、4ヒドロキシ安息香酸や馬尿酸の増加は腸内の悪玉菌の増加が示唆されます。

しかし、検査結果の解説は非常に難しく、検査結果をみると、様々な物質の濃度が細かく羅列されているため、非常にわかりにくいです。

医師でもすべての代謝経路を把握している人はほとんどいないでしょう。

したがって、有機酸検査を受けた場合は、その結果の解説をしっかりと説明できる医師に聞く必要があります。

検査の方法としては主に朝一番の尿を採取して検査に提出するだけですので、非常に簡単ですし痛みもありません。

有機酸の検査結果から、それらの物質の体内バランスが悪ければ、そのバランスを改善する方向で栄養の摂取を心掛けたり、場合によってはお薬を使用するすることで治療へと役立てていくことができます。

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