老廃物を濾過して尿を作るネフロンを分かりやすく解説!

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腎臓にはネフロンという血液をろ過して最終的に尿を作る機能を持った構造的な単位がたくさん集まっています。

言い換えればネフロンがたくさん集まって腎臓ができているということもできます。

では、このネフロンの解剖とどのようにして尿が作り出されているかについて解説します。

腎臓には腎動脈という血管から血液が送り込まれます。

だんだん血管は細くなっていき、最後に糸が絡まったような状態である糸球体というところにたどり着きます。

糸球体はソラマメ型をしている腎臓でも外側の部分、解剖学的には皮質と呼ばれる部分にあります。

さらに、その糸球体の周囲にはボーマン嚢という構造に包まれています。

まず、血液がろ過される場所はここです。

糸球体を通過した血液の中の老廃物は糸球体からろ過されてボーマン嚢にこし出されます。

こしだされた液体を原尿と呼びます。

原尿の中には血液中のブドウ糖なども含まれています。

しかし、分子の大きさが大きなタンパク質などはそもそも大きすぎること、さらに、電気的に反発しあう形で原尿にこしだされないようになっています。

そして、ボーマン嚢は尿細管という管につながっていきます。

原尿のなかには先ほど述べたように体には必要な物質であるブドウ糖やナトリウム、カルシウムなどの必要な物質もまだ残っています。

この尿細管は糸球体から再び伸びた血管の周囲をまとわりつくような形で一緒に腎臓の中に密接して存在しています。

そしてこの尿細管と糸球体から伸びた血管はいったん腎臓の中心側にある髄質と呼ばれる部分に向かい、再び反転して皮質の方向に延びていきます。

そして最終的には糸球体へと戻っていくのです。

この尿細管と血管が伸びている部分において、人間の体に必要なブドウ糖や水分、電解質などが原尿から再吸収されて血管内の血液中に戻されていくのです。

つまり、糸球体で大まかに血液をろ過しておく、大まかにろ過した分、体に必要なものの一部がろ過されてしまうので、必要なものは尿細管で再吸収して尿として体の外へ出ていかないようにするというのが基本的な尿の作り方になるのです。

糸球体に戻った尿細管は再び反転して腎臓の髄質の方へ伸びていきます。

そして、徐々に最終的な尿が作られると同時にたくさんの尿細管が集まり集合管という管となり、腎臓の中央の腎盂と呼ばれる最終的に作られた尿が集まってくる部分につながっていきます。

この、糸球体から尿細管の尿を作るための最も小さな構造的単位をネフロンと呼んでいるのです。

そして、その尿を作る中で体の必要な恒常性、つまり体の中の環境がある程度の範囲で一定になるように綿密にコントロールされています。

例えば汗をたくさんかいてしまうなどして体の水分が足りなくなってくると、尿細管からの水分の再吸収を促進して尿をより濃いものにして体から排出される水を減らします。

また、汗などでナトリウムなどの電解質が足りなくなればこれも再吸収を促進して尿からの排泄を減らすのです。

このように、腎臓は体の環境維持には欠かせない臓器となっています。

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