5段階で癌のリスク評価を行うミアテストとは?

ミアテストとは?

遺伝子に関する研究の発展・解析は近年目覚しく、その研究成果からフィードバックされた様々な検査・治療手法の開発が進んでいますが、ミアテストもそうした手法の1つで癌の早期発見の為に活用されています。

癌細胞はもともと自身の細胞が、何らかの理由に拠って遺伝子の変異を起こしてしまって本来の働きを行わなくなり、無制限に増殖する等して正常な細胞・臓器の機能まで低下させるに至り、引いては生命の危機まで齎す事になるものです。同時に変異した遺伝子の一部の微細なものは、増殖や活動に伴って血液中に放出されるという性質があります。

ミアテストはこの微細な遺伝子を検出・解析する事により、現在から将来に渡る癌のリスクやひいては実際に癌の状態に有るか否かを判定する試験となります。検出のし易さが癌の種類によって異なる面がある事から、特に乳癌検査において用いられるようになっている手法です。

ミアテストの特徴

その特徴としては、従前からある方法よりも検出対象となり得る癌腫瘍の範囲が広く、より小さな状況で検出可能性が得られる点にあります。癌は腫瘍化したものが小さいほど後の治療状況が良好であり、早期発見に繋がる事で良好な予後を確保し易くなります。

ミアテストにおいては、5段階で状態の評価を行いますが、A~Eまでの評価で、Aが最も良好・Eが最も癌である事が疑わしい評価となります。A評価の場合は検出される遺伝子群の範囲が過去のデータに基づいて健常群の其れでしか無いのに対し、E評価の場合には疾患群でしか見られない遺伝子の検出状況である事を示しています。

飽くまで遺伝子に注目した判定である事から、実際に癌が存在する場合においてはその大きさ・正確な場所を突き止められるものではありません。そこでC~Eの評価となった場合には中程度以上のリスク群であると判定し、画像検査等の精密検査の受診を薦めるものとなっています。

ミアテストの検査時間

検査は血液の解析によって行われるので、検査当日は採血のみが行われ、短時間で少ない負担でのテストが可能となっています。その後の解析と結果の開示には、3週間程度の時間は要しますが、通常は検査結果は書面に拠って公表され段階の判定と共にある程度具体的な遺伝子状況が文章で示されたものとなり、医学や検査に関する知識が無い被験者に対しても理解し易いものとなっています。

検査の身体的な負担が軽い事から定期的に受ける事が可能なテストとなりますし、継続的に受ける事によって評価の変遷を見て取る事が出来るようになるので、疑わしい状況の早期発見により繋がり易いという利点があります。

比較的先進的な検査である事から実施可能な医療機関がそれほど多く無いという点が現状での課題ですが、発展目覚しい遺伝子に関わる分野である事もあり、今後の実施機関の増加・一般的な理解がより進む事も期待されるテストです。将来的には、癌発見・治療における根幹の1つにもなり得るものとして期待されています。