アロエサプリメントとは?
近ごろ、サプリメントの中でアロエを使ったものが注目を集めています。
アロエは、インスリンのように働いて血糖値を下げる成分や、免疫を高めてくれる成分をたくさん含んでいます。
アロインと呼ばれる薬用成分が入っており、胃酸分泌を高めて消化を促したり、大腸の活動を活発にして便通をよくしてくれたりします。
アロエのサプリメントはさまざまな商品が販売されています。
アロエは生でも摂取できますが苦味があるのでサプリメントでの摂取がおすすめです。
アロエはサボテンの仲間ではないかと思われがちですが、実はユリ科の植物です。
日本でよく栽培されるのはキダチアロエかアロエベラです。
サプリメントだけではなくアロエの葉を使ったお茶を飲んでいるという人も多いようです。
アロエのサプリメントというと、日本ではキダチアロエから抽出された成分から作られたものが多いようですがアロエは苦みのある独特な味をしているので、食べにくい場合はサプリメントを使ったり、アロエを粉にした飲料を使う方が口にしやすいでしょう。
アロエの葉肉はミネラルや食物繊維が豊富で、皮膚に塗れば肌をひきしめて保湿をしてくれるような働きもします。
もともとアロエは水分の多いものなので、ジュースになっているサプリメントも多いようです。
アロエのサプリメントには、その他にもカプセル状にされたものや錠剤など、さまざまなものがあります。自分にとって飲みやすいアロエサプリメントを選ぶようにしましょう。
アロエサプリメントの効果
古くは万能薬として知られたアロエは、高い効果があるため数多くのサプリメントとなっています。
胃腸や創傷に効く薬として、アフリカ、ヨーロッパ、中国や日本でもアロエは広く利用されていました。
アロエが持っている胃腸に効く成分としては、アロイン、アロエウルシン、ムチンなどがあります。
アロインはアロエの独特の苦い成分で、体に吸収されると活性化されます。
胃の分泌力を高め、消化を助けたり胃腸の働きを良くする効果があります。
アロエウルシンは、細胞を活性化させ組織の再形成を促進してくれるため、炎症を抑えたり胃粘膜を直してくれます。
胃の粘膜から出血したときは、血を早く固め、出血を最小限に抑える効果もあります。
サプリメントなどでアロエを摂取することで、胃の粘膜が保護され、胃炎や胃潰瘍の予防・改善効果が期待できます。
アロエが持っているアロインという成分は、大腸の運動を活発にし、お通じをよくしてくれる効果を持っています。
便通不良はさまざまな原因があります。
ストレスもありますが、基本的には大腸の水分が不足することと、ぜんどう運動が弱まることです。
アロエには大腸での水分を保つ効果があり、腸のぜんどう運動を活発にし、排便をスムーズにしてくれます。
慢性の便秘の人が1日3回アロエエキスのサプリメントを摂取することで便秘が改善したといいます。
アロエに含まれているムチンは保水力が高いことで知られており、ムチンを利用した基礎化粧品があるほどです。
このためアロエには美肌効果もあると言われます。
アロエにはさまざまな効果があるので、サプリメントで積極的に摂取することをおすすめします。
アロエサプリメントの副作用
アロエは健康によい効果をたくさん持っている植物です。
サプリメントで活用されている人も多いようです。
アロエのサプリメントに副作用があるのかどうかを見ていきましょう。
薬効の高い植物として昔から人間が利用してきたアロエですが、副作用という点から見ると、過剰に体内に入れなければ問題ありません。
ただし生理中の人や妊娠中の人、冷え性や胃炎の人は摂取を控えたほうが良いといいます。
アロエの中に入っているアロインという成分はお通じを良くしたり体温を下げる働きを持っているのですが、強力なので効き過ぎることがあるのです。
子どもも下痢やけいれんを起こすことがあるので摂取も要注意です。
アロエのサプリメントを利用する場合、授乳期は避けた方が無難です。
赤ちゃんに与える母乳に、アロエの成分が混じってしまうからです。
下痢やけいれんを起こしてしまいます。
アロエは食べ物として摂る機会が少ないため、食べ過ぎで摂取過剰に陥ることはほぼないといっていいでしょう。
しかし、サプリメントの場合簡単に取り過ぎてしまう可能性がありますので注意が必要です。
アロエサプリメントと同時に他の薬を摂取する場合も副作用が起こることはまずありませんが、摂取量を守ることが大事になります。
サプリメントを使うことで1日にどれぐらいのアロエ成分を摂ることになるのかについては、サプリメントの説明書に記載がありますのでよく読みましょう。
健康に効果のあるアロエをサプリメント上手に活用して摂取するようにしましょう。