遺伝子の強度を調べるテロメアテストとは?

遺伝子の強度を調べるテロメアテストとは?

テロメアとは?

私たちの遺伝情報は、全て染色体と呼ばれる物質にDNAという形で収納されています。

その染色体の末端に存在するのがテロメアです。

染色体は細胞が分裂するときにまるごと複製されますが、末端のテロメアだけは複製されずに短くなっていってしまいます。

限界までテロメアが短くなってしまうと染色体の複製はストップしてしまい、細胞が増えなくなってしまいます。

これは老化の原因であるといわれています。

ヒトはこのテロメアを伸ばすための酵素を持っていないため、細胞が分裂する回数はテロメアの長さによって決まってしまいます。

ひとつの細胞あたりの分裂回数は一般に50~70回と言われています。

テロメアテストとは?

テロメアの長さには個人差があります。

細胞が分裂を繰り返すたびにテロメアは短くなるので、テロメアの長さを調べることで細胞がどれくらい老化しているか(遺伝子強度)を調べることができます。

また、DNAは2本の鎖が螺旋を描くように結合した状態で存在しますが、テロメアには鎖が1本しかないG-tailと呼ばれる部分があります。

このG-tailは遺伝子の安定性を保つ働きがありますが、生活習慣や環境によるストレスに非常に弱い部分でもあります。

よってG-tailを調べることで、遺伝子に対する生活習慣やストレスの度合い(遺伝子疲労度)を調べることができます。

これらを調べるのがテロメアテストです。

テロメアテストの方法は?

医療機関で行われますが、患者側に必要なのはおよそ10mlの血液を採取するだけで、あとは3~4週間ほどで検査の結果が届きます。

血液中の細胞からDNAを取り出し、テロメアとG-tailの長さを測定します。

テロメアテストのメリットとデメリットとは?

テロメアテストのメリットは、歳をとるとかかりやすくなる病気、がんや動脈硬化、心筋梗塞などの兆候があるかを知ることができることです。

検査結果を受けて、遺伝子強度と実年齢から病気へのかかりやすさを推測したり、遺伝子疲労度から生活習慣を見直すためのアドバイスを受けることができます。

また、生活習慣を改善する前とした後で検査結果を比較することで、本当にその生活習慣が改善されているかを遺伝子レベルでチェックすることができるという強みもあります。

デメリットは、 最新の検査方法なので健康保険適用外であることです。

およそ6万円ほどかかる費用を自費負担しなければいけないのは少々辛いかもしれません。

テロメアテストは健康レベルの指標になる!

テロメアテストは、遺伝子の強度を調べて病気へのかかりやすさを調べ、生活習慣を改善する助けとなる検査です。

最新鋭の検査で保険も適用されませんが、普段なかなか意識しづらい生活習慣に目を向けるいい機会になると思います。

自分の年齢と比べた時の健康レベルを知りたい、生活習慣病が気になる、アンチエイジングに取り組みたいという方は、一度受けてみるといい指標になるのではないでしょうか。