アーユルヴェーダとは?
アーユルヴェーダはインド大陸の伝統医学です。
その語源は寿命や生命を意味するサンスクリット語の「アーユス」と知識、学問を意味する「ヴェーダ」の複合語です。
アーユルヴェーダは心、体、行動、環境など全体との調和が健康にとって何より大切だという考えがもとになっています。
病気になってから治療することより病気になりにくい健康な心身を作っておくことを重要だと考えています。
これは現代の日本でもよく聞くようになった病気を予防し健康を維持する「予防医学」の考え方そのものです。
トリパラとは?
そのアーユルヴェーダが進めるのが、トリパラです。
トリパラーとも呼ばれ、サンスクリット語で3つの果実という意味です。
アマラキー、ビビタキ、ハリタキーの3果実を乾燥させて粉末状にしたものです。果実一つ一つが素晴らしい効能を持っています。
アマラキーとは?
「アマラキー」とはサンスクリット語で、看護師さんという意味を持ち、鉄分、ポリフェノール、ミネラルや天然のビタミンCが豊富な若返りハーブとして有名です。
ビビタキーとは?
「ビビタキー」はサンスクリット語で病から距離をたもつもの、という意味で毒素を排出し、便通をよくし、呼吸器系のトリートメント心臓や目、膀胱に良いとされています。
ハリタキーとは?
「ハリタキー」はガスを排出させ、強壮剤でもあり若さを維持し、病の緩和とすべての感覚器官を強くするといわれています。
トリパラの効能と効果とは?
この3つの果実を合わせたトリパラは解毒と若返りのためのスーパーハーブといわれています。
その効能は正常な消化機能の強化で、毒素の排出により腸の中を正常にし、健康的な消化吸収につなげます。
また天然の抗酸化成分があることから健康長寿にもつながるといわれています。
毒素の排出をし、腸を正常に保てれば、その結果として肌も若返り、ダイエットにも効果があるともいわれています。
トリパラの使用方法は?
使用方法は就寝の約1時間前に小さじ1杯から1/2杯をカップにビビタキーを入れ、お湯を注ぎ、冷めたらゆっくり飲みます。
飲用以外にも、水に溶いて一晩おいた上澄みで目を洗うと眼精疲労や目のかゆみに効くといわれています。
また、その上澄みを皮膚に塗布すれば日焼け後の鎮静にも良いし、化粧水がわりにつかえばみずみずしい肌になるといわれています。
トリパラにはごま油ベースにトリパラを混ぜたオイルタイプもあり、これを用いて全身マッサージもできます。
湯煎で人肌に温めたオイルを、張りがある場所や、凝っているところ、熱を持っているところを中心にゆっくりとあまり力をこめずに刷り込むように、心臓から遠い末端から始めます。
ヘッドマッサージもこのオイルで出来ます。
ほぐれたなと思ったら体を休めてその後、シャワーなどで洗い流してください。
熱いタオルでふき取るだけでもかまいません。
ただし、病気の時や熱が高いとき、ケガをしている、生理の時、皮膚に炎症があるとき、食後2時間程度はマッサージは控えてください。
このようにデトックス効果があり、代謝も高めてくれ、内から外から若返るために必要な成分がぎゅっと詰まっているのがトリパラなのです。